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不動産豆知識 その4 贈与税の特例について
1.贈与税の配偶者控除のしくみ
(1)暦年課税の贈与税とは・・・暦年課税の贈与税は、その年1月1日から12月31日の1年間に個人が受けた贈与について課税されます。暦年課税の贈与は「(1年間に贈与により取得した財産の合計額-110万円)×税率-控除額」で計算します。
(2)贈与税の配偶者控除・・・暦年課税の贈与税の計算上、婚姻期間が20年以上の夫婦の間でマイホームまたはマイホームを取得するための金銭の贈与が行われた場合、基礎控除110万円の他に2,000万円までの控除が認められます。これを配偶者控除と言います。
(3)特例を受けるための適用要件・・・贈与税の配偶者控除の適用を受けるためには次の要件を満たすことが必要です。
①夫婦の婚姻期間が20年経過後に贈与が行われたこと→この場合の婚姻期間は「婚姻の届出があった日から贈与までの機関」により判定します。
②配偶者から贈与された財産が、自分が住むための居住用不動産であること又は居住用不動産を取得するための金銭であること。
③贈与を受けた年の翌年3月15日までに、贈与により取得した国内の居住用不動産にまたは贈与を受けた金銭で取得した国内の居住用不動産に、贈与を受けた者が現実に住んでおり、その後も引き続き住む見込みがあること。
・・・次回は適用を受けるための手続きについてです。
更新日時 : 2011年11月09日 | この記事へのリンク :